ひと/伊勢市/大仲正峰さん(41)
伊勢市の大仲正峰さん(41)は、現在、約3ヘクタールで「青ねぎ」を栽培している。今年で就農2年目を迎える大仲さんは「JAに勤めていたことや、父が青ねぎを栽培していたこともあり、就農前から農業は身近にあるイメージだった」と話す。
大仲さんはJAを退職後、父とともに作業をしながら、3年間栽培について学んだ。青ねぎは年間を通して収穫・出荷ができ、一年中収益を得られることが魅力だった。
通年出荷なので、青ねぎを切らすことなくコンスタントに出荷することを心掛ける。「『良いものを作ることが第一』と父に教えられているので、良質な青ねぎを作るためにも、『土づくり』を大切にし、水はけの良い圃場で栽培している」と話す。
圃場によって土質が少しずつ違うため、それぞれの土質を見ながら肥料を調整して施している。「父のように、圃場の様子を見て何の肥料が足りていないか分かるようになりたい」と話す。
「父が身近にいてくれることで、栽培に関するいろいろなことを教えてもらえるので、本当にありがたい環境だと思う」と話す。
大仲さんは今後について「あと1~2年のうちに、父の手伝いがなくても一人で良質な青ねぎを栽培できるようになりたい。また、面積、収量ともに今よりも増やしていきたい」と話す。

青ねぎのほ場に立つ大仲さん(伊勢市西豊浜町で)