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いせちゃんブログ

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「伊勢茶」の収量安定へ/萌芽に向けた適切な茶園管理を

2023-02-28
JA伊勢は2月27日、「伊勢茶」の産地として知られる度会郡度会町と大紀町の茶園5カ所で茶現地研修会を開き、管内の茶生産者約30名が参加した。
当日は、同JA担当者から、施肥管理や生育状況、凍霜害対策について説明があったほか、茶園を回りながら病害虫の発生量や防除適期などを確認した。
今後の管理について同JA担当者は「今年度は夜温が低い日が多く雨が少ないこともあり、平年よりも茶の生育がやや遅い。よりよい状態で萌芽期を迎え、一番茶の収量を安定させるためにも、茶園の状態を確認しながら病害虫防除をしっかりと行ってほしい」と話す。
「伊勢茶」は、葉肉が厚く、濃厚な味わいが特徴。清流「宮川」の中流域にある度会町と大紀町は、全国でも有数の茶の生産地となっている。
トメ

写真=葉裏についたハダニの有無を確認する生産者ら(度会郡度会町)

気軽に野菜栽培にチャレンジ/営農指導員が指導/農業で地域活性化に

2023-02-24
JA伊勢は2月22日、伊勢市の黒瀬公民館で、野菜講習会を開催した。
 講習会では、同JAの営農指導員が町内会に加入する地域住民らのもとへ講師として出向き、実演を交えながら野菜栽培について説明する。地域住民らに気軽に野菜栽培に取り組んでもらうことで、農業を通じた地域の活性化につなげる。
 当日は33名が参加。同JAの営農指導員がトマトやナスなどの春夏野菜の栽培のコツのほか、土づくりやプランターへの播種について説明した。
 町内会の代表を務める西井文平さん(72)は「野菜栽培の経験がないメンバーが半数以上いる。JAの営農指導員から専門的な指導を受けることや質問の場を設けることで、初心者でも気軽に野菜栽培に挑戦しやすくなる。農業を通して住民同士の話題を作り、地域活性化に取り組みたい」と話す。
 次回は6月に開催し、メンバーが栽培するプランターなどを持ち寄り、同JAの営農指導員が栽培の相談などを受ける予定。
 また講習会に参加するメンバーは、農業を応援するグループなどの結成を受け付けている「JA伊勢ファンクラブみらい」でのグループ結成も検討している。

トメ
写真=土を入れたプランターへのじかまきについて説明する同JAの営農指導員(左から2番目)(2月22日、伊勢市黒瀬町の黒瀬公民館で)


中晩かん「せとか」「不知火」タイ王国へ/新たに現地ネット通販でも取り扱う

2023-02-22
JA伊勢は21日、御浜町の同JAの統一選果場で、タイ王国へ輸出する中晩かん「不知火」「せとか」の輸出検査と出荷作業を行った。輸出したのは同JA三重南紀管内にある御浜町と紀宝町の園地で収穫した「不知火」4.7トン、「せとか」3.2トンの計7.9トンで、昨年の2.55トンから約3倍の輸出量となった。
 JAは2010年度に早生温州、12年度に「不知火」、続いて14年度に「せとか」の輸出を始めた。しかし、一昨年はコロナ禍による現地での消費の鈍りによる需要の低下から早生温州ミカンのみの輸出となり、2年ぶりの中晩かん輸出となった昨年は2.55トンに留まった。
 検査では、県やJA職員の立会いのもと、農林水産省の植物防疫検査官2名が無作為に選んだ果実各600個を、病害虫や小さな傷などがないかを入念に検査した。
 合格した「不知火」と「せとか」は、取引先商社に引き渡した後、横浜と名古屋から海路で輸出。販売単価は国内での相場の約3倍の価格を見込んでいる。タイ国内の富裕層をターゲットに、大手百貨店や量販店で販売されるほか新たに現地のインターネット通販でも販売される。
 同JAの山本裕二三重南紀営農経済部長は「根強いファンがいて需要も回復した。期待に応えるためにも高品質な果実の輸出を継続していきたい」と話した。

P=「不知火(デコポン)」を入念に検査する検査官

おでん大根洗浄作業の効率利化・作業の省力化

2023-02-14
JA伊勢はコンテナを購入し、利用者に無料で貸し出しを行っている。
コンテナはJA共済の支援を受けて導入。秋冬野菜(ダイコン・キャベツ・ブロッコリー)の面積拡大を進めているが、ダイコンの洗浄作業については、生産者が共同で行っている。洗浄後の箱詰め後作業を行う際、コンテナが不足し作業をきたしていることから、コンテナを導入し利用者に無料で貸し出すことで、箱詰め作業の効率化を図る。

▲JA共済の支援を受けて導入したコンテナ

新春農機・自動車大展示会を開催/安全講習会で事故ゼロ呼びかける

2023-01-30
JA伊勢農機課と㈱ジェイエイサービス伊勢カーセンターは27日と28日の2日間にわたって、伊勢市植山町の伊勢農機整備センターで「新春農機・自動車大展示会」を開催し、2日間で291人が来場した。
同展示会は、農業の省力化と機能性に優れた安全性の高い農機具などを展示説明し、即売することが目的で、毎年開催している。
また、展示会の中では安全講習会を開催。草刈作業中の事故が全国的に多発していることから、メーカー担当者が刈払機の正しい使用方法やヘルメットやゴーグルなどの安全装備について説明した。
同JAの担当者は「今回は、新たに安全講習会を企画した。手慣れた作業では気が緩み事故が発生しやすい。操作方法を再度確認してもらい、事故を未然に防いでほしい」と呼びかけた。

トメ
写真=刈払機の正しい使用方法について説明するメーカー担当者(中央)(伊勢市植山町で)
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