いせちゃんブログ
防災意識の向上図りデイ利用者と防災訓練/避難時間1年で約2分短縮
伊勢市上地町にあるJA伊勢介護センターひまわりは28日、デイサービスの利用者10人とともに、火災を想定した避難訓練を行った。全員の避難にかかった時間は4分8秒で、昨年と比較すると約2分の短縮となった。
訓練は、職員らの防災意識を向上させ、利用者らに安心して施設での1日を過ごしてもらうために毎年2回実施。火災発生からの安全確保や避難誘導、消火確認などの流れを、どれだけ正確、迅速に行えるかを実践した。
同JA福祉課福祉施設グループの上野金弥グループ長は「非常時に的確な判断のもと冷静に対応できるよう、今後も様々な事態を想定し、利用者の安全を第一に考えた迅速な避難活動ができるよう取り組んでいく」と話す。
農業者のための金融機関として情報発信/JA伊勢/JAバンク農業者セミナー開く
JA伊勢金融共済部は26日、JA三重信連の協力のもと、伊勢市小俣町の同JA小俣支店で「JAバンク農業者セミナー」を開いた。
同セミナーは、農業者の世代交代が進むなかで、次世代農業者への円滑な継承を支援するとともに、農家の経営能力向上を促すために開いたもので、平成25年度に初めて開催し、今年度で2回目となる。
当日は、同JA管内のイチゴ農家約20人が参加し、㈲なかじま園(静岡県)の中嶌正子(ナカジマ マサコ)専務取締役が「夢の農園カフェ・オープン」と題した講演を行った。
同JA金融共済部の楠木徳博課長は「今後も、農業者のための金融機関として、農業経営に役立つ情報発信を積極的に行っていく」と話している。
品質向上と販売価格の向上を目指す/玉城カントリーエレベーター竣工式
JA伊勢が度会郡玉城町に建設を進めていた「玉城カントリーエレベーター」の竣工式が21日、同カントリーエレベーターで行われ、関係者ら約70人が出席した。
カントリーエレベーターは同JAでは初めての建設となり、新たな農政への対応と品質向上を目的にこれまで玉城地区にあった3つのライスセンターを統合し改築したもの。同カントリーエレベーターには、トラックスケールや、飼料米破砕機、色彩選別機、サイロ冷却装置などが設備されており、新たな農政への対応とともに高品質な米生産を行い、競争力の強化を目指す。
竣工式では同JAの奥野長衛会長が「今後はより一層の品質向上と販売単価の向上を目指していく」とあいさつした。
稼働開始時期は6月上旬で、年間で米3,000トン、麦500トンの受け入れを予定している。
適切な摘果で大玉・高品質な梨の出荷を目指す/梨の摘果講習会を開く
「五ヶ所小梅」出荷始まる/例年並みの約22㌧出荷見込む
南伊勢町にあるJA伊勢マルゴ撰果場で17日、「五ヶ所小梅」の出荷が始まった。JA伊勢梅部会では、部会員50人が50㌶の面積で栽培。出荷は6月5日頃まで続く予定で、3L玉を中心に、例年並みの約22㌧を出荷する見込み。
今年度産について、当JAの担当者は「春先の天候不順で病害虫の発生を心配したが、その後、天候の回復もあって病害虫の被害もほとんどなく、大玉傾向で品質も良好」と話す。
南伊勢町で伝統的に栽培される「五ヶ所小梅」は、果肉が厚く、漬け上がりの鮮やかさが特徴。地元の五ヶ所湾から吹く潮風が、小梅の生育に適度なストレスを与え、良質な果実を育む。流通期間は5月中旬から6月上旬までの約20日間。
三重の伝統果実に登録されているほか、2010年度には、県内の個性的でビジネス価値のある農林水産資源として「三重のバイオトレジャー」に選定された。
また、2年前からは、これまで試験販売のみだった「樹熟小梅」の販売も、JA全農が運営するインターネットショッピングサイト「JAタウン」限定品として販売が本格化した。通常の小梅は日持ちのする青梅の状態で出荷されるが、約1週間遅れて収穫する「樹熟小梅」は赤みがかった色で、味わいも濃厚。部会では、食味の良い「樹熟小梅」をきっかけに、「五ヶ所小梅」の消費者拡大を目指す。