いせちゃんブログ
eラーニング導入/職員の能力開発へ
2022-08-25
JA伊勢は8月から、eラーニングシステム「Playse.ラーニング」の試験運用を始めた。
同JAでは「変化に対応できる組織づくりと職員満足度向上および将来のJAを担う職員の育成を目指した人事制度の構築」を計画に掲げており、研修システムの仕組みを構築するための一環として試験運用を検討。
同システムは、ビジネススキルや業種別知識、経理・財務といった業務に役立つ内容などがアップロードされているほか、連合会から提供を受けた研修動画や、職員が自ら作成した研修動画のアップロードが可能。
同システムと同時期には、支店・サテライト店にipad50台を導入した。
システムとタブレット端末の導入により、職員が距離的・時間的な制約を受けず研修を受講できることや集合研修の補完が可能。また、部下の育成ツールとしても活用が可能。
同JAの城取忍人事部長は「同JA管内が広域のため、研修に参加する際に距離的・時間的な制約も大きかった。集合研修と併せてシステムを活用することで、職員の能力開発・向上につなげたい」と話す。
写真=iPadを活用してeラーニングシステムで動画を視聴する職員(度会町のJA伊勢度会支店で)
全国カンキツ研究大会に向けて/三重県果樹振興議員連盟が産地視察
2022-08-25
【三重・伊勢】三重県議会議員でつくる三重県果樹振興議員連盟(西場信行会長)は18日、御浜町で研修会を開き、議員15名とJA伊勢、全農みえ、県・市町の職員らが参加した。
来年8月に三重県で開催される「第63回全国カンキツ研究大会」で視察を予定している園地の見学や生産者との意見交換を行った。
開会にあたり、JA伊勢の西村隆行組合長が「生産資材の高騰が続く中、多くの農家経営はひっ迫している。県の農業発展のためにお力添えを」と挨拶。同JAや全農みえ、県の紀南果樹研究室の職員からカンキツ生産の現状やカンキツ大会の概要を紹介した。
同町の園地では、ウェザーステーションの観測データと連動したスプリンクラーなどの省力高品質栽培技術などのスマート農業や、マルチシート被覆と点滴かん水設備の「マルドリ栽培」と呼ばれる高品質安定生産技術を視察。熊野市では、株式会社金山パイロットファームで大規模経営に合わせた園地や品種構成、大型機械やスマート農業の導入などを取り入れた園地を視察した。
意見交換会は産地の現状や今後の取り組みなどをテーマに行い、同JAの三重南紀みかん地域運営委員会の谷口剛委員長ら9名の生産者を代表するメンバーが出席した。高齢化等による生産者数の減少や荒廃園の増加などから生産量が減少し、産地の維持に多くの課題がある中で、三重南紀果樹産地構造改革計画を基に生産量の維持・拡大、高品質安定生産、農家所得の増大に向けて努力をしている現状を示した。また、園地転換事業の継続や優良園地の再生基盤整備、スマート農業技術の普及へ向けた通信環境の整備、生産資材等の高騰に対する支援など次世代へつなげていくための支援を訴えた。議員らは課題へ耳を傾け、同連盟の藤根正典議員が「品質・収量と担い手の確保は車の両輪。生産者のご意見を参考に、県議会で議論する。全国カンキツ研究大会を契機にこの産地を知ってもらい、カンキツ振興の大きな飛躍へ繋げたい」と話した。
トメ
写真=スマート農業設備を視察する議員ら
JA伊勢三重南紀地区管内/県内一番乗り/早場米稲刈り始まる
2022-07-28
JA伊勢三重南紀管内の紀宝町で、三重県内トップを切って盆前に出荷できる早場米「あきたこまち」の稲刈りが始まった。同町では早場米「あきたこまち」を取り扱う生産者2戸が合計1.25㌶で栽培し、収穫量は平年並みの約6㌧を見込んでいる。
早場米生産農家の中西和益さん(75)は、同町にある田んぼ30㌃で昨年より2日早い28日に収穫作業を始めた。中西さんは妻のしづ子さん(78)が見守る中、田んぼの状態を確認した後、コンバインを操り黄金色の稲穂を刈り取っていった。
中西さんは「梅雨が早く明けて、台風の襲来もなく順調に育った。一生懸命育ててきたので、無事に収穫を迎えられて嬉しい」と笑みを浮かべた。
収穫した米は「新米あきたこまち」として、熊野市有馬町の同JAファーマーズマーケット「ほほえみかん」をはじめ、JA購買店舗で8月5日から5㌔2300円で販売する予定。既に予約注文も行っており、中元などの贈答用として人気を集めている。
同JA三重南紀経済センター営農企画指導グループの山田佳延グループ長は「田植え後、低温傾向にあり収穫の遅れが懸念されたが、梅雨明けが早く、生産者がしっかりと管理してくれたおかげで、昨年より早く収穫を迎えられた。品質にも期待している」と話した。
トメ
P=早場米の稲刈りを行う中西さん(7月28日 三重県紀宝町で)
早場米生産農家の中西和益さん(75)は、同町にある田んぼ30㌃で昨年より2日早い28日に収穫作業を始めた。中西さんは妻のしづ子さん(78)が見守る中、田んぼの状態を確認した後、コンバインを操り黄金色の稲穂を刈り取っていった。
中西さんは「梅雨が早く明けて、台風の襲来もなく順調に育った。一生懸命育ててきたので、無事に収穫を迎えられて嬉しい」と笑みを浮かべた。
収穫した米は「新米あきたこまち」として、熊野市有馬町の同JAファーマーズマーケット「ほほえみかん」をはじめ、JA購買店舗で8月5日から5㌔2300円で販売する予定。既に予約注文も行っており、中元などの贈答用として人気を集めている。
同JA三重南紀経済センター営農企画指導グループの山田佳延グループ長は「田植え後、低温傾向にあり収穫の遅れが懸念されたが、梅雨明けが早く、生産者がしっかりと管理してくれたおかげで、昨年より早く収穫を迎えられた。品質にも期待している」と話した。
トメ
P=早場米の稲刈りを行う中西さん(7月28日 三重県紀宝町で)
露地梨「幸水」出荷順調/三重・JA伊勢小俣梨部会
2022-07-28
伊勢市小俣町にあるJA伊勢小俣集荷場で、梨「幸水」の出荷が7月27日から始まった。同JA小俣梨部会では、8月中旬までに3㌔化粧箱と5㌔箱合わせて約28㌧が県内市場に出荷される見込み。
今年産について、同JAの担当者は「今年は干ばつが続いたこともあり、昨年に比べやや小玉傾向ではあるが、糖度も高くみずみずしくて美味しい梨に仕上がっている。贈答用で盆需要に期待している」と話す。
同JA管内では、部会員19人が、約6㌶の面積で「幸水」などの梨を露地栽培している。同町は伊勢平野の温和な気候に恵まれ、甘くてシャリシャリした歯ごたえの梨が育つ。
部会では先進地視察などを積極的に行い、生産者意識の向上と産地づくりに努めているほか、市場と連携して盆需要の販売に力を入れている。
トメ
写真=出荷された梨を検査する担当者㊧と生産者(伊勢市小俣町のJA伊勢小俣集荷場で)
今年産について、同JAの担当者は「今年は干ばつが続いたこともあり、昨年に比べやや小玉傾向ではあるが、糖度も高くみずみずしくて美味しい梨に仕上がっている。贈答用で盆需要に期待している」と話す。
同JA管内では、部会員19人が、約6㌶の面積で「幸水」などの梨を露地栽培している。同町は伊勢平野の温和な気候に恵まれ、甘くてシャリシャリした歯ごたえの梨が育つ。
部会では先進地視察などを積極的に行い、生産者意識の向上と産地づくりに努めているほか、市場と連携して盆需要の販売に力を入れている。
トメ
写真=出荷された梨を検査する担当者㊧と生産者(伊勢市小俣町のJA伊勢小俣集荷場で)
伝統の味出荷/「くき漬け」品質は上々
2022-07-21
JA伊勢奥伊勢・度会経済センター紀北グリーンコープはJA伊勢紀北支店海山にある加工施設で、7月16日から始まった特産品「くき漬け」の出荷作業に追われている。
紀北町では、4人の生産者が原料であるヤツガシラ(サトイモの一種)を栽培している。例年に比べ今年は梅雨が短かったため、生育に若干の影響があったものの品質は上々。出荷量は約1.5㌧を見込んでいる。
「くき漬け」は、90㌢ほどに育ったヤツガシラの茎を塩でよくもみ、仮漬けして1日置き、さらにシソで本漬けをする。1束ずつまとめられた「くき漬け」は、加熱処理、真空パックなどの工程を経て商品化される。
出荷作業は8月中旬まで続き、約3,000パックの出荷を見込んでいる。
出荷された「くき漬け」は、紀北町と尾鷲市内のスーパーで販売される。
同JA担当者は「『くき漬け』はこの地区には、なくてはならない夏の風物詩であり、伝統の味。他の地域の方からの評判も良い。今後も伝統の味を守っていけるよう栽培の支援をしていきたい」と話した。
トメ
写真=シソで漬け込んだくき漬けを1束ずつまとめる作業員(同JA紀北支店海山にある加工施設で)
紀北町では、4人の生産者が原料であるヤツガシラ(サトイモの一種)を栽培している。例年に比べ今年は梅雨が短かったため、生育に若干の影響があったものの品質は上々。出荷量は約1.5㌧を見込んでいる。
「くき漬け」は、90㌢ほどに育ったヤツガシラの茎を塩でよくもみ、仮漬けして1日置き、さらにシソで本漬けをする。1束ずつまとめられた「くき漬け」は、加熱処理、真空パックなどの工程を経て商品化される。
出荷作業は8月中旬まで続き、約3,000パックの出荷を見込んでいる。
出荷された「くき漬け」は、紀北町と尾鷲市内のスーパーで販売される。
同JA担当者は「『くき漬け』はこの地区には、なくてはならない夏の風物詩であり、伝統の味。他の地域の方からの評判も良い。今後も伝統の味を守っていけるよう栽培の支援をしていきたい」と話した。
トメ
写真=シソで漬け込んだくき漬けを1束ずつまとめる作業員(同JA紀北支店海山にある加工施設で)