水稲現地研修会開催/適切な水管理と防除で収量確保を目指す
JA伊勢は、5月26日から6月26日のうちの12日間、管内45カ所で水稲現地研修会を実施。生育期の水管理や農薬散布、追肥のタイミングなどを確認し、品質の向上につなげることが狙い。
2日には南伊勢町の4カ所で研修会を開催し、同JAの職員と伊勢志摩地域農業改良普及センターの担当者が、田植え後の管理や今後の気象概要を説明。被害の大きいカメムシなどの害虫対策では、水稲の出穂前に水田周辺の草刈りを行うことで住処を無くして防除し、安定した収量の確保を目指す。また、稲の収量や品質に大きな影響をもたらすいもち病の予防や早期発見を呼び掛けた。
同JAの担当者は「水管理や防除、高温対策等について確認し、今年の概況に合わせた管理方法を実践することで、品質の向上と収量の増大を目指したい」と話す。
P=参加者からの質問に答える同JAの職員(左から2番目)(2日、度会郡南伊勢町のほ場で)