適正な摘果で品質向上目指す/柿「次郎」摘果講習会
JA伊勢玉城柿部会は26日、玉城町内の園地2カ所で次郎柿の摘果講習会を開いた。適切な時期に摘果作業を行うことで品質を向上させ、安定した収量を確保することが目的。
当日は部会員21人が参加し、三重県中央農業改良普及センターの担当者の指導のもと、高品質な果実を実らせるために不良な実を現時点で落とす粗摘果作業や、翌年のための新梢(しんしょう)管理、施肥、病害虫防除などに関して確認した。
担当者は「安定した収量を確保するためには、摘果作業が重要。品質向上のためにも、適期作業を心掛けてほしい」と呼び掛けた。
次郎柿は、大きな四角形で、シャキシャキとした歯ごたえが特徴の完全甘柿。次郎柿を干し柿にした「玉手柿」も人気だ。同部会では、部会員70人が約23㌶の面積で栽培し、中京および県内市場に出荷している。
写真=摘果作業について三重県中央農業改良普及センターの担当者㊧から説明を受ける部会員ら(11日、度会郡玉城町の柿園地で)