JA伊勢(金融機関コード:6731)
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職員の負担大幅に削減/施設や水稲苗の注文がアプリで完結/注文履歴の確認も

JA伊勢は令和8年産水稲苗の引き渡し業務において、紙中心の運用を見直してデジタル化した。二次元コードとモバイルプリンタ、内製のアプリを連動させ、苗の予約から引渡し、記録、集計までの流れを効率化する。引き渡し業務のさらなる効率化や事務ミス削減に期待が高まるほか、受付時の作業を効率化することで、生産者の荷受待機時間の軽減にもつなげる。
同JAでは、水稲生産者には既に個人ページにアクセスできる二次元コードを記載したカードを配布しており、水稲苗の予約注文や乾燥施設の予約に活用してきた。
水稲苗の引き渡し受付時には、同JA職員がスマートフォンで同じコードを読み取り、引き渡した苗の数量などを登録する。同時に、残りの引き渡し枚数などがアプリ内で自動的に計算されるしくみ。さらにモバイルプリンタを導入し、当日に引き渡した苗の枚数や今後引き渡す予定の枚数などを記載したレシートを、控えとして生産者に手渡す。
これまでは職員が引き渡し日時や品種、数量を伝票に手書きしていたが、当日に職員が枚数の計算や伝票を渡す必要がなくなる。記入にかかっていた時間が大幅に削減されるほか、計算・転記ミス削減につながる。また生産者とJA間における引き渡し数量の差異発生を防ぐ。
情報はアプリの個人ページでいつでも・どこでも確認ができる。前年度の水稲苗の注文履歴などを確認することもできるため、生産者は栽培の目安にすることも可能。
3月下旬からは水稲苗の引渡しが始まり、職員が生産者の二次元コードを業務用スマートフォンで読み取り、引き渡した水稲苗の数量などを記載したレシートをモバイルプリンタで出力し、生産者に手渡した。
同JAの担当者は「同システムを導入したことで、職員の負担はもちろん、生産者の荷受待機時間の軽減にもつながればと思う」と話す。
 
 
 
写真=生産者にレシートを手渡す同JAの職員(27日、伊勢市植山町のJA伊勢伊勢北部育苗センターで)