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ドローンによる湛水直播の普及へ/水稲の直播試験

JA伊勢は4月14日、玉城町のほ場でドローンによる水稲の湛水直播試験を行った。湛水直播栽培は育苗や移植作業にかかるコストや手間が省けるため、規模拡大や人手不足の解消が期待できる。

今回の試験では、コーティング剤リゾケアを施した種もみを播いた。種もみが適度な重さになることで土中にしっかりと入り込み、湛水しても浮き上がる心配がない。酸素剤や病害虫防除効果のある薬剤を組み合わせているため、発芽不良や病害虫の発生も予防できる。

 当日は、同JAの職員がほ場約30アールにドローンを使って種もみ約10㎏の湛水直播を行った。

 担当者は「直播等の多様な水稲栽培を普及することで、担い手生産者の経営改善に寄与したい」と話す。

 今後は生育や病害虫の発生状況等を観察しながら、適正な栽培管理に努める。生育が順調に進み、収量が確保できれば、ドローンによる湛水直播の普及に取り組んでいく。

 

写真=ドローンによる湛水直播試験を行う同JAの職員㊨(14日、玉城町のほ場で)