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三重南紀みかん開花調査 着花量多く、摘果が重要に

JA伊勢・三重南紀経済センター営農柑橘グループは管内の熊野市・御浜町・紀宝町で4月30日、温州ミカンの開花調査を行った。県、各市町、JA全農みえ、JA伊勢の関係者と新規就農を目指す研修生など合わせて約20人が参加。管内の海岸部、山間部で条件の異なる園地6カ所を巡回し、花の開花状況、着花量、新芽の量や害虫の発生の有無などを確認した。
開花調査は、調査内容をもとに今年産の柑橘栽培の方向性を決める重要な作業となる。3月から4月にかけて気温が高めに推移したことから、満開は海岸部で4月29日、山間部で5月5日前後と平年より2日早く、着花量はやや多めという結果になった。
 同JA営農柑橘グループは、温州部会員約520名を対象にした温州ミカン管理講習会を計4カ所で開き、「着花量が多めであり、樹勢維持が重要になる。適期に遅れることなく施肥や防除など基本の管理作業をしっかりお願いします」と呼び掛けた。
同JAの古芝正樹営農柑橘副グループ長は「開花は平年より若干早い程度となった。花はやや多めだが、新芽の量も多く、状態は良い。今年も摘果作業が重要になりそう」と話した。

 

P=温州ミカンの開花調査をするJA営農指導員と関係者ら
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