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タイ王国検査官がカンキツ園地と選果こん包施設を現地査察

JA伊勢営農柑橘(かんきつ)グループは8日、農林水産省の名古屋植物防疫所および県、JA全農みえなど関係機関とともにタイ王国の検査官による生産園地と選果こん包施設の現地査察を受けた。
 同JA(旧JA三重南紀)は2011年から生産者の所得安定および向上、販路拡大のためタイ王国への輸出に取り組んできた。検疫条件の強化や緩和による輸出量の増減を経て、今年産は11月に早生温州ミカン13トンを輸出した。2月にも中晩かんの輸出を予定している。
 査察では生産園地・選果こん包施設として登録している熊野市と御浜町の4園地とJA統一選果場を案内。検査官はタイ王国が侵入を警戒するミカンバエの無発生を証明するトラップ調査の方法や各関係機関の役割などを質問していった。
 営農柑橘グループの和田慎一郎グループ長は「検査官の方からタイ王国で日本産のミカンが美味しいイメージが定着してきている、楽しみに待っている人がいるので輸出を続けてほしいと伺った。期待に応えられるよう引き続き輸出事業に取り組んでいきたい」と話した。

 

P=JA伊勢統一選果場で選果方法を確認する