JA伊勢(金融機関コード:6731)
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三重南紀産南高出荷ピーク/品質良く仕上がる

御浜町のJA伊勢統一選果場で、梅の最高級品種として知られる「南高」の出荷が5月下旬から始まり、本格的な梅の出荷シーズンを迎えている。2025年産の「南高」は、品質も良くサイズもやや大きめだが、2月厳しい寒さの影響による着果不良で例年の約半数となる約50トンの出荷を見込んでいる。県内や愛知県の市場へ出荷するほか、加工業者への契約販売も行う。
 選果場では、約20人の作業員が選果機を流れる青梅を目視で確認し、傷や潰れがあるものを手作業で取り除き、5段階のサイズ規格に分けて専用段ボールに詰めていった。6月中旬まで梅酒やシロップなどに適した青梅の出荷が続き、その後は梅干し加工に適している熟した梅に移る。
同JA営農柑橘グループの古芝正樹副グループ長は「出荷量は平年の5割程度になる見込みだが、外観サイズとも良く仕上がっているのでぜひ早めに手に取っていただきたい」と話した。
同地区管内では御浜町と紀宝町を中心に約70軒の生産者が約7ヘクタールで「南高」を栽培している。

写真=「南高」を丁寧に選果する作業員