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伊勢市代表ブランド「蓮台寺柿」をPR/天然記念物「蓮台寺柿」初出荷を市長に報告

JA伊勢蓮台寺柿部会は29日、伊勢市役所を訪れ、同市の鈴木健一市長に、今月26日から始まった蓮台寺柿の出荷報告を行った。
当日は、同部会から大西信孝部会長ら5人の部会員が市役所を訪問。報告会では、大西部会長から「夏の高温や干ばつにより例年よりもやや小玉傾向での初出荷となったが、糖度が高く美味しい柿に仕上がっている」と、今年産の出来や今後について報告があると、鈴木市長は「『蓮台寺柿』は伊勢市を代表するブランドのひとつ。一人でも多くの消費者に味わってもらえるように、市としてもPR等を通して応援していきたい」と話した。
また当日は、蓮台寺柿を使用した干し柿「ひなたやけ」の加工を行う管内の身障者就労センター上々の管理者や利用者らも出席し、加工作業について市長に報告した。
蓮台寺柿は渋柿で、収穫後に脱渋してから出荷される。密封した脱渋庫に炭酸ガスを入れ一昼夜置くと、渋みが抜け、糖度が15度ほどになり、甘くなめらかな食感になる。
蓮台寺柿は、伊勢神宮のおひざもとである伊勢市で約350年前から栽培され、市の天然記念物にも認定されている。「みえの伝統果実」や、県内の個性的でビジネス価値のある農林水産資源として「三重のバイオトレジャー」に選ばれるなど、市場や消費者からの評判は高い。
蓮台寺柿は伊勢市のふるさと応援寄付金の返礼品にも採用されている。
 
 
 
写真=出荷報告後の鈴木健一市長(後列左から2番目)と同JA蓮台寺柿部会の部会員、身障者就労センター上々の利用者ら(9月29日、伊勢市の伊勢市役所で)