JA伊勢(金融機関コード:6731)
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葉付玉ねぎ出荷開始

JA伊勢管内で5日、葉付玉ねぎの出荷が始まった。2023年度から産地化に向けた取り組みを始めており、800袋(2~4玉入り)の出荷を目指す。
同JA管内の志摩市では従来、温暖な気候を生かした極早生玉ねぎの栽培が盛んに行われていたが、高齢化で生産者も減少。そのような中、同JAではもう一度産地として復活させようと取り組みを始め、昨年9月に栽培研修会を開催。また極早生タマネギ産地づくりに意欲と理解のある農家(極早生タマネギを専業として取り組む農家)などを対象に種子代の全額、苗代の70%を補助する。
品種は超極早生品種の「浜笑」や極早生品種の「貴錦」で、生のままスライスして食べても甘みが強く、辛みの少ないのが特徴。この日は157袋が出荷され、担当者が玉の揃いを確認しながら集荷作業を行い、県内市場へと出荷された。
担当者は「志摩のタマネギは温暖少雨な機構を活かし、かつては国の指定産地となっていた。ベテラン農家や若手農家と協力し合いながら産地復活に取り組んでいきたい」と話す。
2月中は葉付タマネギ、3月以降はネット玉ねぎとして出荷が続く。
トメ

写真=タマネギを出荷する職員