適正な摘蕾作業で品質向上・大玉生産へ/次郎柿の摘蕾講習会を開く
JA伊勢玉城柿部会は15日、玉城町内2カ所の園地で次郎柿の摘蕾講習会を開き、合わせて22人が参加した。摘蕾作業は、蕾を適正な数に間引き、残した蕾に養分を集中させることで、果実肥大の促進と品質の向上を目的としている。
講習会では、三重県中央農業改良普及センターの担当者から摘蕾作業の基本についての再確認や、効果・時期などの説明があったほか、実際に園地を回って蕾の付き具合等を確認し、作業を行った。
同JA担当者は「摘蕾作業は、果樹栽培において不可欠な作業。今回の講習会で基本を再確認し、摘蕾・摘果作業を適正に行うことで、さらなる品質の向上につながっていけば」と期待する。
次郎柿は、大きな四角形で、シャキシャキとした歯ごたえが特徴の甘柿。同JA管内では、部会員70人が約23㌶で栽培し、中京および県内市場に出荷している。
写真=三重県中央農業改良普及センターの職員㊧から、摘蕾作業について説明を受ける生産者ら(15日、度会郡玉城町の柿園地で)