JA伊勢(金融機関コード:6731)
文字サイズ
サイト内検索

三重県開発品種「なついろ」/早くも収穫

JA伊勢管内の紀宝町で、早くも稲刈りシーズンを迎えた。
 地域でトップを切って収穫を始めたのは紀宝町の水稲農家中西和益さん(79)。同町大里地区にある田んぼで7月30日、三重県が開発した早生品種「なついろ」の収穫作業を始めた。中西さんは、手慣れた運転でコンバインを操り、たわわに実った黄金色の稲穂を刈り取っていった。
 中西さんは長年早場米「あきたこまち」を生産してきたが、令和7年度産から高温に強く、いもち病抵抗性の強い「なついろ」を作付け。自然災害や高温などの影響もなく順調に生育し、収穫を迎えた。収穫した「なついろ」は全量をJAへ出荷し、業務用米として契約した飲食店などへ供給される。
紀宝、御浜の両町と熊野市では「なついろ」を8戸の生産者が、合わせて8.7ヘクタールで栽培している。
 中西さんは「高温の影響を心配したが、収穫してみると昨年よりも出来が良く、収量も多い。台風が来る前に収穫ができてほっとしている」と話す。
同JAの谷口彰営農企画指導グループ長は「近年、収穫前の高温の影響で品質の低下が課題となっている。高温に強い『なついろ』の普及を進め、1等米比率の向上に努めたい」と話した。

 

P=三重県開発品種「なついろ」を刈り取っていく中西さん